北海道大学病院内科Ⅰ(第一内科)

教授挨拶

沿革

当教室は、有馬英二教授(大正10年~昭和21年)、山田豊治教授(昭和21年~昭和41年)、村尾誠教授(昭和41年~昭和57年)、川上義和教授(昭和57年~平成12年)西村正治教授(平成12年~平成30年)と、いつの時代も本邦を代表する呼吸器病学専門の教授をリーダーとして今日に至っています。日本の呼吸器病学を長年に、リードしてきた教室のひとつとして誇りに思うと同時に「全身を診る」という、良き臨床医を育てるという理念が脈々と続いていることも教室の伝統です。

かつては内科学第一講座として呼吸器病学だけではなく、循環器、消化器、内分泌・代謝など幅広い診療を行っていた時代もありました。しかし、平成12年北海道大学医学部から大学院医学研究科への組織改革をきっかけに呼吸器内科学分野と命名され、今日では呼吸器病学を主とする教室となっています。近年の医学が目覚ましい進歩を遂げる中、全ての内科領域に精通した人材を育てることは困難になったことは否めません。しかし、「全身を診る」の意味とは、決して全ての内科疾患を診療するという事ではなく、常に患者さんの全体像を捉え、患者さんの社会的背景も考慮し、その方に最善の医療を提供すべく努力する という意味であると考えます。

研究面においても、常に高いレベルを目指し、世界に情報を発信できる研究の更なる発展、レベルの高い専門医育成のためのシステム、すべての構成員が後輩を教えることを当然と考える教育環境、関連病院との密なる関係、さまざまな背景をもった人材を道内外から積極的に受け入れる雰囲気づくり等々に向けて、構成員全員が一致団結して日々取り組んでいるのが現在の私どもの教室の姿です。

このような教室の伝統は今後も永遠に変わることなく続いていくものと信じています。