北海道大学病院内科Ⅰ(第一内科)

2017 特集記事

2017 特集記事特集No.5 女性医師特集

特集No.2 キャリアイメージを知る 女性医師座談会

一列目向かって左から2番目が山田安寿香先生

医師15年目の山田安寿香先生は、内科Ⅰに入局後、内科Ⅰの各関連病院で研修した後、循環代謝グループに入り、北大病院で糖尿病を中心に臨床をされました。一方で北大病院に在職中にご結婚・出産されて、産休後は子育てしながらの医師生活。
しかしそんな中でも、糖尿病専門医の資格を取得されました。そして2014年に夫の異動にあわせて、小樽の病院に移り、現在は小樽協会病院で外来診療をされています。
今回はそんな山田先生にインタビューしました。

小樽での生活

山田 安寿香 先生山田 安寿香 先生

渡部最初に、小樽での生活について、まず仕事面をお聞かせ下さい。

山田小樽協会病院勤務は現在、外来だけで、水曜日午後と木曜日午前の糖尿病専門外来を担当しています。そのほかに金曜日午前に夫の父のクリニックを手伝っています。こちらは一般外来でcommon diseaseを診るような外来です。

渡部子供さんはいくつになりましたっけ?一人でしたっけ?

山田子供は一人で、現在、5歳になりました。小樽協会病院の院内保育園に行った後、3歳からは歩いて行けるところにある幼稚園に行っています。預かりシステムがあって、5時まで預かってくれるので助かります。水曜日午後の糖尿病外来はそれまでに終わらせていく感じなっています。

糖尿病専門医を取得して

渡部山田先生は大学病院に勤務中に、糖尿病専門医を取得されましたが、そのとき大変だったことはなんですか?

山田症例を集めることは大変だったんですが、大学にいて、上の先生に教えてもらえたりしたので、専門医は取りやすい環境だったと思います。症例に関しては、後期研修の時にも一内の関連病院で糖尿病を研修したので、それも使えました。大学に居たときには子供が急に熱が出たときとかに代診など行ってもらえて助けてもらえたことがすごくよかったです。今は夫のお母さんにお願いできています。
あと、大学に居たときには、やはり今のように一人でやっているのとは異なり、カンファなどで多人数のCheckを受けるし、下の先生や上の先生などから刺激ももらえて良かったと思います。それから糖尿病以外の疾患も内科1では診ているのでそれも勉強になったと思います。
一方で大学で大変だったのは、やはりいろいろな雑用的なことに取られる時間が少し多かったことと、大学の外来を担当していたのでそれが大変でした。

渡部いま現在、大変なことはなんですか?

山田今は大変でしんどいことはほとんどないですが、学会や講演会になかなか行けないのが困ります。それでも地方会には頑張って行っています。子供が一人で留守番など自立がある程度できるようになって手がかからなくなったら、さらに仕事を増やすことも考えています。

内科Ⅰで学んで

渡部一内で学んで良かったことは何ですか?

山田今は一般内科外来もやっているので、common diseaseの重要性を特に感じます。一内の研修中に糖尿病以外の分野についても研修をしていたことは、役に立っていると思います。後期研修の時のように入院で診たりするわけではなくて、結局紹介することになったりすることも多いですけどね。

渡部やはり疑うことができないと紹介もできないですもんね。

山田そうです。そうです。あとこれは大丈夫とか、これは入院が必要そうだからすぐ紹介とかその辺を判断できることが強みかと思います。呼吸器も、やはり喘息とか肺炎とか診ることがあるので研修しておいて良かったと思っています。
それに現在の小樽協会病院は、もともと糖尿病の分野では内科Ⅰから人を出してなかったのに、私の夫の異動を考慮してくれて、教授がわざわざ頼んでくれて今の立場にいるので、それもとても助かりました。

これから内科をめざす女性医師の先生方へメッセージ

渡部これから内科をめざす先生にメッセージをお願いします。

山田結婚して子供を産んだりすることになると、かなりパートナーに左右される部分はあると思いますが、糖尿病の分野は外来で完結することが多い分野なので私はこの分野で良かったと思います。週2回だけ外来とか私みたいなやり方で仕事をやめないで続けていくというやり方もありですよ。
頼れるものには頼ってしまおうということも大事だと思います。

渡部そうですね。家族のサポートがあるとかないとか、何人子供がいるとか、職場の状況とか、女性医師を取り巻く環境は人それぞれで画一化できないところが多いと思いますが、頼れるものには頼りつつ、どんな形態であれ、やめないで続けていくことが大事だと思います。山田先生、本日はありがとうございました。