北海道大学病院内科Ⅰ(第一内科)

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2012年度 インタビュー

市立千歳市民病院 循環器科 医長 竹内 剛

竹内 剛
※本ページの内容は、2012年にインタビューした時点のものです。

略歴

竹内 剛1999年 東海大学医学部卒業
1999年 勤医協中央病院 内科研修医
2006年 札幌東徳洲会病院 循環器内科
2010年 市立千歳市民病院 循環器科 医長

地方のために、患者さんと近い距離で、医療をやっていきたい。

医学を志した理由をお聞かせください

父が医者だということは大きいですね。父は実は北大の第一外科から旭川医大に渡り、心臓外科を中心にやっていました。その後帯広で開業したのですが、その流れの中で、僕も「人助けできることはいいな」と思うようになりました。入局せずに市中病院を選んだのは、臨床を早くやりたかったという理由からです。最初から総合診療、できれば家庭医に興味がありましたので、患者さんをたくさん診られる一般市中病院を選びました。

その後、循環器を選んだ理由は何ですか?

やはり専門を一つ身に着けた方がいいだろうという考えからです。一番好きだった循環器を選びました。より上を目指したいと思い、当時カテーテル治療件数が北海道ナンバーワンの札幌東徳洲会病院の循環器に入ったわけです。
その後、地方病院で、患者さんに近い立場で医療したいという思いがあり、市立千歳市民病院に移りました。
現在は循環器全般の臨床をしています。特にカテーテル治療、冠動脈、末梢血管、フットケア、そして救急医療に携わっています。

市立千歳市民病院での勤務はいかがですか。

竹内剛指導する立場ではなくて現場の人間として、患者さんやスタッフとも近い距離で医療できるので非常に充実しています。もともと、地方のために地方で患者さんと近い距離で医療をやっていくことが、医者としての望みでしたから。ただ、現実にはマンパワーなどいろいろな問題はありますので、一つ一つ乗り越えていきたいと思っています。
北大の第一内科は、単に循環器だけではない、呼吸器だけでもない、総合診療的だと思います。そういう意味では、「地方でやりたいな」と思う方が結構多いのではないでしょうか。市立千歳市民病院は幅広く診れますから、色々な患者さんが来ます。救急をやることでも患者さんを知ることができます。特に専門家がいるので、小さいことで困ったときに相談もできます。
私はいずれ、こちらで在宅診療ができればいいなと思っています。 今はさすがに無理ですが。千歳で在宅診療をされている方は皆無なんです。今、在宅の看取りなどが求められていますが、それをやり遂げることが今後の夢です。

市立千歳市民病院での初期研修はいかがでしょうか。

ここは地方病院ではあるのですが、初期研修医にとってはたくさんの科を診られることがメリットだと思います。また、循環器内科であれば、治療レベルに関しては、全道でもおそらく他の施設に引けを取りません。まず、循環器救急の場面ではPCPS、IABP、そういった重症心疾患に対する対応ができます。あともう一つ、カテーテル治療に関してはPCIが年間120件、末梢血管治療EVT(PTA)が60件/年、ペースメーカーが40件/年、これだけの治療をやっています。技術的にも、慢性完全閉塞病変(CTO)のような難易度の高い病変への治療もやっています。それに加えて、心不全治療、診療に関してはASV・新規利尿剤の導入、心不全に対する新しい呼吸療法(ASV)、あとはフットケア、重症下肢虚血(CLI)に対する診療と、当院の循環器に入った場合は非常に幅広い診療ができます。最初にやる循環器の勉強としては僕は悪くないと思います。初期研修医から見ても、診療科が多くて幅広い疾患を診ることができ、非常に魅力的だと思います。Dr同士の関係についても、比較的中規模の病院でドクター同士の距離も近く、仲良しです。

第一内科の人と一緒に働けて嬉しいですね。

北大以外の大学出身者から見た、第一内科のよさとは?

北海道大学第一内科 郷俊寛第一内科の先生方を見て一番感じるのは、患者さんを大切にすることです。患者さんに対して丁寧であることはもちろんですが、「この方に対して自分は何ができるんだろう、この人をどうすれば治せるんだろう」と本当に真剣にいつも考えているなというのが伝わってきます。普段の姿勢から、患者さん第一です。
個人的には、以前一緒に働いた白井先生は、京都出身でいつも穏やかな語り口ですが、一度こうと決めたらやり通す、そういう芯の強さを持った先生です。患者さんに対しても、時間をかけた丁寧な診療をする先生で、患者さんにも受けがよかったです。一緒に仕事をした2年間のうち、僕はたまたま足のインタベーションが専門だったので、お互い勉強して教え合っていたのですが、私の意見もよく聞いてくださり、共にいろんな困難に当たっていく先生です。本当に感謝しています。
今一緒に働いている池田先生とは、まだ日は浅いのですが、熱い先生ですね。非常に視野が広く、医学研修に対する考え方も深く、また、色々な研究や発表をやっていらっしゃるので糖尿病や高血圧などに関する知識が非常に豊富です。そして、とても責任感の強い先生です。
外から見た僕としては、第一内科の人と一緒に働けて嬉しいですね。

最後に、千歳の魅力を…

千歳はご存じのとおり空港が近いので、全国で開催されている研究会へのアクセスが非常にいいんです。
平均年齢も若いので、町としては元気がある気がします。そういった意味では、ほかの地方と違うのかなという印象があります。また、自然が多いので、僕などは時々市民マラソンで街の中を走ったりしています。アウトドアもオートキャンプ、川釣りなど、色々なアクティビティが楽しめますよ。