北海道大学病院内科Ⅰ(第一内科)

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2018年度 インタビュー

池澤 靖元 先生

診療だけでなくレクリエーションの様子にも触れ、雰囲気の良さそうな所だと感じたのが入局の理由として大きかったかもしれません。 王子総合病院 呼吸器内科 主任科長
池澤 靖元 先生

池澤 先生

※本ページの内容は、2018年にインタビューした時点のものです。

※池澤靖元先生の「靖(やす)」は立へんに靑の旧字体が正式表記です。

略歴
2004年 北海道大学医学部卒業
2006年 北海道大学医学部第1内科入局
2010年 北海道大学大学院博士課程入学
2014年 北海道大学大学院博士課程卒業
2017年~  王子総合病院 呼吸器内科 主任科長
1. 内科Ⅰ(第一内科)を選んだ理由をお聞かせ下さい。

池澤 先生

僕は現在の初期研修制度が始まった初年度(2004年)に医師になりました。なので、それまでの先生方と違い、入局するとしても二年間の猶予があるというのがまず大きかったです。一年目大学・二年目KKR札幌医療センターで研修し、内科だけでなく色々な科をまわり、その科その科の雰囲気を感じ、各科の魅力を知ることができました。ただもともと学生時代より内科を考えていたので最終的には内科を選択しました。さらにどの内科?と考えた時に、まず診療という面からは当時科の特徴として呼吸器だけでなく循環器や消化器など全身を診療できるということもあり、面白そうだと思ったのがありました。あとは1年目に内科Iをまわってた時に丁度野球合宿というのがあり、昔から勉学よりレクリエーションが好きな自分としては普段の診療の時だけでなくレクリエーションの様子に触れ、雰囲気の良さそうな所だと感じたのも大きかったかもしれません。そういう感じで色々悩みながら二年間の研修を過ごし、その頃医局長の今野先生からのお誘いも受け、入局した次第です。

2. 関連病院での研修はいかがでしたか?

関連病院は3年目岩見沢市立病院、4年目は北海道がんセンター、5年目は北海道社会保険病院(現JCHO北海道病院)でそれぞれ研修させて頂きました。各病院で色々な先生にご指導いただき、また病院の場所によって患者さんの層の違いを感じることもでき大変勉強になりました。最近は入局をせずに初期研修の時点から一つの病院に長く腰を据える先生方も多いご時世と感じます。それはそれで良い点もあるのかもしれませんが、自分の経験からお話しさせて頂くと若いうちは色々な病院で研修をすることで沢山の先生に会い、様々な診療のやり方に触れ、色々な(特徴的な方含め)患者さんに出会うことで、見識をより深め成長していくと思います。ですので自分としては年ごとに各関連病院を回って研修しその間に自分が興味を強く考える領域(癌・非癌・循環代謝)を見つけ、その後につなげていくことにも重要で大変有意義な研修期間になると思います。そういう点でも、うちの科の関連病院はどこでもしっかりとした研修ができると感じました。

3. 大学院生活について教えてください。

自分は将来臨床をと考えていましたが、その途中に少し時間をとって基礎実験をふくめ勉強したいと考え2010年に大学院に入りました。大学院生活は良い意味でも悪い意味でも自由、自分の責任で色々できると思います。指導医として榊原先生に大変お世話になりました。実験は全てが順調、というわけではありませんでして榊原先生には最後までご心配をおかけしました。ただ基礎実験は順調にいかないことの方が多くて、それが当たり前と今でも思います。そんな感じではありますが、大学院に入った時というのはたいてい同期の先生が一緒に大学にいることが多く、高階(太)先生、高階(知)先生、長岡先生(当時留学中)と久々に一緒に楽しく過ごせた時間であったとも思います。お若い先生方に言えるとすれば、院生に絶対なれとは言いませんが行って損はしないし大変将来のためになりますよ、とアドバイスしたいと思います。

4. 苫小牧王子総合病院での勤務医としての仕事はいかがですか?

2017年4月より王子総合病院に勤務させて頂いております。それまで大学では病棟をメインに、肺癌グループの一員として診療しておりましたが、ガラっと変わって・・・。まずそもそも外来を週に四回。驚きました、そんなにするのかと。最初は久々で当然のようにかなり疲れましたが、面白いものでそのうち時とともにそれにも慣れました。王子には河井先生がいらっしゃり、期が近いこととがんセンターで一年間一緒に働いたこともあり大変やりやすい環境で感謝しております。病棟も大学の10-2病棟に負けじと良い雰囲気で、緊急入院などをバシバシいれても、怒られません。さらに後期研修医が二人来てくれて、最近の先生方は(自分の同時期を思い返すとしょぼかったせいもありますが)大変勉強していて、色々できて心強いです。自分の王子初年度の2017年は今大学にいる瀧本先生と佐藤(峰)先生がきてくれて、驚くほどに立派になられて、うちの関連病院は凄いなーと感心しました。2018年度の伊藤先生と森永先生も負けず劣らずですが。うちの病院もそうなるように日々精進しております、将来研修にきてくれた先生方がうちでの研修をお薦めと後々いってもらえるよう。当科の宣伝を少し・・、色々な呼吸器疾患の患者さんを診れます、気管支鏡も絶対数は大学ほど多くないですが先生一人あたりできる件数は多いです、当直は大変な時もありますが土日は時間が取りやすいことが多いです、症例は呼吸器専門医申請に使えます、気管支鏡に関しても今年認定関連施設の申請をします、学会発表や論文作成も極力するようにしております、そして科の雰囲気は良いです。

5. 学生・研修医のみなさんへ

学生さんへは、最近は国試も覚えることが膨大となっているためだんだん難しくなっており、初期研修先選びおよびマッチングなど色々大変だとは思いますが、逆に今ほど自分の時間が自由に使える時はなかなかもうありません。自分は6年目まで部活をしていましたが、勉強だけでなく色々好きなことややりたいことなど時間を有意義に使ってください。でそして最終的に国試を乗り切ってください。

初期研修医の先生へは、働き始めてしばらくなかなか環境の大きな変化・医師として働くこと・その責任感などなど、色々な点で大変だと思いますが、将来自分がどの科で働きたいか、何をしたいか、そしてどうなりたいかを考えながら研修を積んでください。でもあまり頑張りすぎるのはよくないので程々に休みましょう。そして将来に内科を考えて呼吸器・循環器に興味がある場合は特に、是非うちの科を研修してもらえたらうちの科の良さがわかるとおもいます。さらにはそのまま入局してくれたら理想的です。

後期研修医の先生へは、うちの科は癌・非癌・循環代謝と3つのグループがあって、大学では専門的に、外病院ではそれらを色々診療しています。どれを専門にするか、関連病院で研修して自分の興味を抱く方向に進んで頂ければと思います。非癌・循環代謝も面白いですが、癌は面白いですよ。特に治療の進歩が最近半端なく早くついていくのも大変ですが、それだけにやりがいもひとしおです。

そして皆さん、ねがわくば将来一緒に働けたら幸いです。