北海道大学病院内科Ⅰ(第一内科)

現役研修医の声

2009年度 インタビュー

後期研修医 長岡 健太郎

略歴(2009年現在):

2005年 北海道大学医学部卒業、初期研修 北海道大学病院初期研修医
2007年 後期研修 内科I(第一内科

※本ページの内容は、2009年にインタビューした時点のものです。

北大内科I(第一内科)を選んだ理由

一番の理由は、肺癌がやりたかったから。
肺癌は一番治りにくい癌。また、呼吸器疾患には、それがどういう病気なのかすらわかっていないものもあります。
そこで自分に何かできることはないだろうか、と考えました。
自分の性根として、チャレンジしていきたいという思いが強くあります。

また、長年北海道の内科を支えてきた歴史ある教室で、呼吸器以外にも消化器、循環器といった内科の主要要素を研修できることも重視しました。
さらに、それに付随して、紳士的で、面倒見もよいという医局の雰囲気に魅かれた面もありました。

自分のやり方が正しいのかを確認するために、他の地域の病院も見学した

ただ、内科I(第一内科)に決めてはいたものの、自分のやり方が本当に正しいのか確認したかったので、東京やほかの地域の病院を見に行きました。
呼吸器に関しては、北海道の呼吸器は、癌なら癌、それ以外は呼吸器、という分け方をせず、臨床上は全部しっかり診るという体制が特長です。やはり、北大内科I(第一内科)で間違いないと改めて確信することができました。
北大内科I(第一内科)は、研修としてすごくお勧めできる環境です。

大学病院以外の選択肢も見渡したが、呼吸器を専門にするなら大学病院以外は考えられない

市中病院をどんなに回っても、大学病院を回らなければ必要な力は一生つかないだろうな、と私は感じました。呼吸器をやるんだったら、絶対に大学病院、内科I(第一内科)に来なければならないと考えています。
もし自分が内科I(第一内科)に来なかったら、呼吸器科医としてやっていく自信がないくらいです。

現在の研修について

卒後2年間の初期研修が終了した後、医局に入局となり、その後2~4年間は関連病院での勤務となります。
その際は一般内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、代謝内分泌科などで1年おきに研修を受けることができます。
ほぼ希望通りに関連病院を研修することができるので、むらのない内科医としての実力をつけることが可能だと思います。

また北海道という地域の特性上、比較的早く独り立ちして、全ての科で数多くの手技を経験できることも長所の一つです。

特に呼吸器科研修においては、全国的に見ても非常に恵まれた関連病院があり、短期間で大きな力を養成することが可能だと言えます。
また私は今年度から大学病院勤務となりましたが、肺癌から非癌病変にわたり大学病院ならではの専門性の高い診療に携わることができています。
呼吸器科医として一度は経験しておきたかった研修内容を経験することができ、日々充実を感じています。

■苦労や試練は?

特にありません。
金銭面、仕事の内容、安全面、一度も苦労したことはありません。
研修でいじめられたとか、何もやらせてもらえないなども一切ありません。
研修では、分け隔てなくみんな育てよう、という雰囲気です。

今後の目標について

残りの研修期間があと2年となった時点で、全ての知識のまとめと、当科だけでは経験できないことを他科に学びに行きたいと考えていました。
早速希望が通り、2ヶ月間救急科を研修させていただいていますが、これまでとは違った視点、重症度の医療に携わることができています。想像していた何倍もの経験が積めており、双方の科に非常に感謝しております。

呼吸器科は、まだまだ助からない患者様を診療する機会も多く、今後最も医療の進展が必要とされる分野の一つです。
北大内科I(第一内科)は、研究でも多分野での実績を挙げており、研修後研究に身を投じることができるのも大きな魅力の一つです。
私個人が呼吸器科医として目指すところは、従来の呼吸器診療に加えて、腫瘍内科、感染症のサブスペシャリティーを取得することです。そして、積極的な肺癌治療や道内でのHIV診療への貢献ができればな、と考えています。
夢は呼吸器、腫瘍内科、感染症、救急がまとまって臨床できる呼吸器センターを道内に作ること。
少しでも多くの人に内科I(第一内科)に入局していただき、一緒に医療の進歩に携われたら、と思っている今日この頃です。