北海道大学病院内科Ⅰ(第一内科)

初期・後期研修について

後期研修プログラム

内科専攻医からのメッセージ

A医師(2016年卒)

私たちの期は新専門医制度の第1期生ということで、システム的にも未完成な部分が多く手探りの部分が多い研修でした。しかし私が当科の関連病院をまわる上では、呼吸器科だけではなく、循環器科・消化器科でも研修を受けることができ、糖尿病についても詳しい指導を頂けました。幅広い症例を経験して考察することが求められる中でこのような経験は大きなアドバンテージになり、余裕を持ってプログラムを修了することができました。
専門医研修について考えなかったとしても、症例自体非常に濃密なものも多く、気管支鏡、冠動脈カテーテル、消化管内視鏡といった各科の基本的な手技をトレーニングする一方で、手厚い指導や入念なDiscussionを頂くような難解な疾患や、その患者さんの人生に深くかかわる問題に介入していく必要のある、人間性が求められる症例など、得難い経験を得ることができました。これらはこれからの仕事の上でも生かしていけるものだと確信しております。また、ともに研修を送る仲間として多くの同期がいたことも研修のモチベーションを保っていく要因になったと思います。
総じて非常に満足のいくものであり、特にこれから専攻医になる先生方に対しては、無理なく症例を集積し、その傍らで十分な経験も積むことができるプログラムであると推奨いたします。(2021年3月)

B医師(2016年卒)

当科の内科専門研修では、道内各地の関連施設で呼吸器内科を中心として研修することができます。呼吸器内科医は充足しているとは言い難く、それぞれの病院や地域で必要とされています。そのような使命感の中で、多くの経験を積んだ上級医の先生方に臨床面でも学術的な面でも指導してもらいながらの研修は非常に充実したものとなります。
一方で循環器、代謝内分泌、消化器の専門的な診療に携わっておられる先生方もおられ、研修する病院によってはそれらの科の研修も可能です。さらには一般内科として、それぞれの地方で求められるニーズに合わせながら、幅広く全身を診る研修を積むことが可能です。これらの研修を経ることで、呼吸器内科領域のみに偏ることなく、広い視野を持ち一人の患者さんにあらゆる角度からアプローチをしていくことのできる、“全身を診ることのできる”医師に近づくことができるものと考えます。
伝統的に当科の研修は以前からこのように行われているので、内科専門医制度が変わっていく中でも無理なく対応できているものと思われます。また科の雰囲気として、個人の希望をできるだけ後押ししてくれる、教育的な先生が多いと、研修していて改めて実感しました。自分の経験で言えば、呼吸器内科だけでなく多くの経験をしたいと考え、複数の病院・診療科で研修させてもらいました。いずれの病院でも教育的な先生の下で丁寧に指導していただき多くの症例を経験する一方で、変な面で削られるようなことなく、大変満足のいく研修ができました。
呼吸器内科医として高い専門性を追求したい方にも、専門性の前に無理なく・幅広く内科医としての経験を積みたい方にもおすすめできる研修であると思います。(2021年3月)